ジャズが聴こえる

私の好きなジャズレコード、ミュージシャンの紹介や、ジャズにまつわる思い出話などを綴っていきます。

私の好きな1枚

Round Midnight(映画)

このブログでは基本的にレコード・CDの紹介をしているのですが、今回は映画です。1986年公開の『round midnight』について書いてみます。主演はサックス奏者のデクスター・ゴードン、その他、著名なジャズメンが出演しています。音楽担当はハービー・ハン…

The Great Pretender(レスター・ボウイ)

今、どれくらいの人がレスター・ボウイのことを知っているでしょうか。私の世代だと、かなりインパクトを持って記憶しているジャズファンも多いかと思います。アバンギャルドなイメージが強いレスター・ボウイですが、ECMレーベルから出されたこのアルバ…

Green Dolphin Street(ビル・エヴァンス)

ビル・エヴァンスとフィリー・ジョー・ジョーンズとの共演が聴きどころのアルバムです。あと、ジャケットも素敵ですよね。録音は7曲目だけ1962年で、他は1959年です。 『Green Dolphin Street』(Victor Music Industries Inc. 1977年) Bill Evans(pf)Phill…

Piccolo(ロン・カーター)

私は1960年代生まれで、ジャズを聴きだしたのが1980年前後からなんです。まだ若かったころのことです。そして若かったころに聴いた音楽は、歳をとっても忘れられないものが多い気がします。この『Piccolo』も私がジャズを聴き始めた若いころ、話題に上がって…

Jazz Giant(バド・パウエル)

#1から#6までは1949年、#7以降は1950年の録音で、バド・パウエルが25~26歳の時の録音です。バド・パウエル絶頂期ではないでしょうか。 『Jazz Giant』(Verve 1950年) Bud Powell(pf)Ray Brown(b) <#1~#6>Curly Russell(b)<#7~#13>Max Roach(ds) …

Somewhere Before(キース・ジャレット)

キース・ジャレットが23歳の時、1968年の演奏です。チャールス・ロイドのバンドに在籍していたか、やめるか、時期的にはそのあたりの録音のようですね。(アバウトで申し訳ないです…)その後1970年にマイルス・デイビスのバンドに参加、1975年にケルンコンサ…

Selflessness: Featuring My Favorite Things(ジョン・コルトレーン)

「My Favorite Things」はコルトレーンの演奏曲としてはとても有名ですよね。1960年にリリースされたアルバム『My Favorite Things』以外に、後期のフリーフォームでの演奏に至るまで、ライブ録音もいくつか残されています。 その中で、このアルバムの「My F…

Easy Living(ソニー・ロリンズ)

テナーサックスの大御所、ソニー・ロリンズです。ロリンズには名盤と呼ばれるものが多数ありますが、あえて今回はこれを取り上げてみます。1977年に録音、ロリンズが40代後半のころですよね。エレクトロニクス楽器も取り入れた演奏です。 このアルバムのいい…

8:30(ウェザー・リポート)

ウェザー・リポートは、ジョー・ザヴィヌル(key)とウェイン・ショーター(ts)によって1970年に結成されました。シンセサイザー等のエレクトロニクス楽器を駆使した、いわゆるフュージョン系バンドでしょうか。ですが、その当時や、それ以後出てきたフュージョ…

Monk's Dream(セロニアス・モンク)

私の大好きなセロニアス・モンクです。好きなアルバムはいくつもあるのですが、まずはこれ『Monk's Dream』をあげてみます。 モンクは40年代初めから活動を開始して、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらと共に、ビ・バップの黎明期から活動をして…

Blue Train(ジョン・コルトレーン)

ジョン・コルトレーン……人により 様々なイメージを持ち、好きなレコードも様々なミュージシャンじゃないかな、と思います。 実際、コルトレーンは初期から音楽スタイルを変え、最終的にはフリーフォームの前衛的な演奏にたどり着きます。 初期の方が好き、と…

Waltz for Debby(ビル・エヴァンス)

あまりにも有名すぎて、私がここでなにか語ることもない気がしますが、やはり大好きな1枚です。 スコット・ラファロとの共演 『Waltz for Debby』(Reverside 1961年) Bill Evans (piano)Scott LaFaro (bass)Paul Motian (drums) ベースはスコット・ラファロ…

The Köln Concert(キース・ジャレット)

私の大好きなミュージシャンの一人です。 耳に心地よいサウンドの作品が目立つこと、クラシックも演奏したCDも出していること、ビバップからは遠いイメージの演奏スタイルであることからでしょうか、好きな人は好きですが、興味のない人もいます。 そのキ…

Charlie Parker Story On Dial Volume 1 / Volume 2(チャーリー・パーカー)

パーカー絶頂期のDIAL録音 あらゆるJazzの入門書やJazzの歴史についての本を見ても、「チャーリー・パーカー」の名前は出てきます。ビバップの父、誰もパーカーのようには演奏できない、Jazz界のレジェンドです。 チャーリー・パーカーは1920年生まれのアル…