このブログでは基本的にレコード・CDの紹介をしているのですが、今回は映画です。1986年公開の『round midnight』について書いてみます。主演はサックス奏者のデクスター・ゴードン、その他、著名なジャズメンが出演しています。音楽担当はハービー・ハン…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 モリちゃんは、私がBIG BOYに入店する少し前に辞めていました。だから、一緒に働いていたことはないのです。だけど、モリちゃんは辞めた後も…
今、どれくらいの人がレスター・ボウイのことを知っているでしょうか。私の世代だと、かなりインパクトを持って記憶しているジャズファンも多いかと思います。アバンギャルドなイメージが強いレスター・ボウイですが、ECMレーベルから出されたこのアルバ…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 クリスマスイブに、エルビン・ジョーンズが京都市内でライブをおこなう、という情報が流れ「BIG BOY」内は色めき立ちました。もちろん、みん…
ビル・エヴァンスとフィリー・ジョー・ジョーンズとの共演が聴きどころのアルバムです。あと、ジャケットも素敵ですよね。録音は7曲目だけ1962年で、他は1959年です。 『Green Dolphin Street』(Victor Music Industries Inc. 1977年) Bill Evans(pf)Phill…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 BIG BOYには店の奥に、JBLのスピーカーに挟まれる感じで、アップライトピアノが置かれていました。以前はライブをやったこともあるらしいの…
私は1960年代生まれで、ジャズを聴きだしたのが1980年前後からなんです。まだ若かったころのことです。そして若かったころに聴いた音楽は、歳をとっても忘れられないものが多い気がします。この『Piccolo』も私がジャズを聴き始めた若いころ、話題に上がって…
#1から#6までは1949年、#7以降は1950年の録音で、バド・パウエルが25~26歳の時の録音です。バド・パウエル絶頂期ではないでしょうか。 『Jazz Giant』(Verve 1950年) Bud Powell(pf)Ray Brown(b) <#1~#6>Curly Russell(b)<#7~#13>Max Roach(ds) …
キース・ジャレットが23歳の時、1968年の演奏です。チャールス・ロイドのバンドに在籍していたか、やめるか、時期的にはそのあたりの録音のようですね。(アバウトで申し訳ないです…)その後1970年にマイルス・デイビスのバンドに参加、1975年にケルンコンサ…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 モトヤス君とは、「BIG BOY」のバイト仲間の中でも特に親しい仲でした。年齢が同じだったこともあると思います。彼とは「BIG BOY」が閉店し…
「My Favorite Things」はコルトレーンの演奏曲としてはとても有名ですよね。1960年にリリースされたアルバム『My Favorite Things』以外に、後期のフリーフォームでの演奏に至るまで、ライブ録音もいくつか残されています。 その中で、このアルバムの「My F…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 果たして「レコード・ノート」と言っていいのか分かりません。特に名前はなかったノートでしたが、何のレコードをかけたか記録しておくノー…
テナーサックスの大御所、ソニー・ロリンズです。ロリンズには名盤と呼ばれるものが多数ありますが、あえて今回はこれを取り上げてみます。1977年に録音、ロリンズが40代後半のころですよね。エレクトロニクス楽器も取り入れた演奏です。 このアルバムのいい…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 「BIG BOY」でのアルバイトは、ホールとカウンターに担当が分かれていました。当日その日のメンバーによって、「今日、俺、ホールいくわ」み…
ウェザー・リポートは、ジョー・ザヴィヌル(key)とウェイン・ショーター(ts)によって1970年に結成されました。シンセサイザー等のエレクトロニクス楽器を駆使した、いわゆるフュージョン系バンドでしょうか。ですが、その当時や、それ以後出てきたフュージョ…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 「BIG BOY」のバイト店員は、みな個性があって印象的でした。その中で、「クマさん」と呼ばれていた彼は、私の2~3歳年上で、トランペット…
私の大好きなセロニアス・モンクです。好きなアルバムはいくつもあるのですが、まずはこれ『Monk's Dream』をあげてみます。 モンクは40年代初めから活動を開始して、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらと共に、ビ・バップの黎明期から活動をして…
ジョン・コルトレーン……人により 様々なイメージを持ち、好きなレコードも様々なミュージシャンじゃないかな、と思います。 実際、コルトレーンは初期から音楽スタイルを変え、最終的にはフリーフォームの前衛的な演奏にたどり着きます。 初期の方が好き、と…
私は1980年代に京都で大学時代を過ごしました。その当時の京都には、まだまだジャズ喫茶が何軒もありました、私がよく利用したジャズ喫茶を、私の思い出を交えて紹介する記事の後編です。なお、これらのジャズ喫茶は現在(2020年)、みな閉店しています。(RA…
あまりにも有名すぎて、私がここでなにか語ることもない気がしますが、やはり大好きな1枚です。 スコット・ラファロとの共演 『Waltz for Debby』(Reverside 1961年) Bill Evans (piano)Scott LaFaro (bass)Paul Motian (drums) ベースはスコット・ラファロ…
私の大好きなミュージシャンの一人です。 耳に心地よいサウンドの作品が目立つこと、クラシックも演奏したCDも出していること、ビバップからは遠いイメージの演奏スタイルであることからでしょうか、好きな人は好きですが、興味のない人もいます。 そのキ…
パーカー絶頂期のDIAL録音 あらゆるJazzの入門書やJazzの歴史についての本を見ても、「チャーリー・パーカー」の名前は出てきます。ビバップの父、誰もパーカーのようには演奏できない、Jazz界のレジェンドです。 チャーリー・パーカーは1920年生まれのアル…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 「BIG BOY」はジャズ喫茶でしたが、お酒やフードメニューも提供していました。 もっともフードメニューは、それほど種類はなかったです。 乾…
個人情報の利用目的 当ブログでは、お問い合わせやコメントの際に、お名前(ハンドルネーム)・メールアドレス等の個人情報をご登録いただく場合があります。これらの個人情報は、質問に対する回答や必要な情報をご連絡するために利用し、それ以外の目的では…
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1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 だいたい「BIG BOY」の店員は、アルバイトをしている多くの若者同様、みな貧乏でした。 そのため、バイトのための「まかない」がありました…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 「BIG BOY」ではアルバイト仲間の落書き帳のようものが置いてありました。これは、ごくごく一部の超常連さん以外のお客さんには見せないノー…
1980年代、私が学生時代にアルバイトをしていた、京都三条河原町近くのジャズ喫茶「BIG BOY」での日々を綴ります。 私が初めて、ジャズ喫茶「BIG BOY」に足を踏み入れたのは、大学2回生の春でした。 受験生時代から「大学に行ったらバンドをやろう」と思っ…
私が大学時代を過ごした1980年代の京都には、まだまだジャズ喫茶が何軒もありました。 その中で、私がよく利用したジャズ喫茶を、私の個人的な思い出も含めて紹介したいと思います。なお、これらのジャズ喫茶は現在(2020年)、みな閉店しています。(RAGのみ…
「ジャズ喫茶」と聞いて、どんなところは分かる若い人は、果たして今、どれくらいいるでしょうか。 かく言う私も、ジャズ喫茶全盛の1960年代を経験したわけではありません。 だけど、私が学生時代を過ごした1980年台の京都には、まだまだジャズ喫茶がありま…